同居人が心臓病になりました。+義母が末期がんという事が昨日わかった。

同居人が2016・秋に心臓の病気と診断されました。そして義母が2017・3月にいきなり末期がんとなったヨメの記憶のための記録。

同居人その後&それからの出来事

前回の更新からだいぶ時間が経ってしまいましたが、

同居人のその後はまた改めて書くことにしました。

先月から実母に驚愕の事実が発覚し。今はそっちでアップアップしています。

詳しくはこちらで記事を書いていきますので、お時間ありましたらチラ見してくださいね~

義母のがん発覚、入院、そしてお別れ。そのあと・・・ - 母さどちゃん、認知症かも?

10人部屋に引っ越し

朝のコワいラインはなく、夜は眠れたとのこと。(お薬飲んでるからね。)

まだ少し疑っているけど、自分でそうじゃないんだと思おうとできるようになったっぽい。

今日は昼間は行かないで大丈夫そう・・・はあー。

正規の面会時間の15:00過ぎに到着。

病室はナースステーション前の4人部屋から離れた部屋に引っ越した。

なんと10人部屋~

ココの病院は施設が古くて、継ぎ足し継ぎ足ししている。10人部屋なんてまだあるんだなー。でもみんなカーテンを引いたままなのでほとんど交流はない。おじいさんばっかりみたいだけど。

窓際なので、飛行機が飛んでいくのが見えて、ゴキゲン。

だいぶ落ち着いてきた。

 

先生とは、事情をお話ししてなんとか予定通り継続して入院させもらえることになった。

先生も人間だもの、あんな大変な手術をして救ってやったのに、殺されるだの病院ぐるみで隠ぺいしてるだの騒がれたらせん妄だとわかっていても出ていってほしくなるわな・・・それほどひどかったんだろう。私は直接暴れてるところは見なかったけど。

このまま落ち着いてくれますように。

え、退院?

朝9時、「殺られちゃう、早く来て」とライン。

そこはスルーで今日は先生とお話するから部屋にいて、と返事する。

15日に退院していいと言われたというので、は?まさかと病院に着いてすぐ

看護士さんに聞いたら、「先生が15日に退院と仰ってましたよ」と・・

まさか、こんな状態で退院してどーするねん?!

しばらくして先生とお話。もちろん同居人はいないところで。

先生は、せん妄がひどいので、一旦家に帰って環境を変えたほうがいいと。

家に帰れば治ると思うと仰る。でも、こんな状態で連れて帰れないし、無理ですーと言ってたら、いろいろ話す間にもしかしてこれはせん妄がひどすぎて手に負えないから出てってほしいということなのか??と思えてきた

「だいたいの患者さんは、一般病棟に移れば良くなる、良くならなくても私と話せばなくなるが、〇〇さんは私のことも疑ってしまっているし、警察呼んだりとかここにいることがせん妄をひどくしてる」とか言われたけど・・・

フッとそう頭をかすめたけど、今自宅に戻ることは絶対無理(イヤ)だったので、一旦退院して、近くのホテルとかに泊まって環境を変えて通院という形はできないか、と食い下がり、先生にはなんとか納得してもらった。

そしてこの後は同居人を説得しなきゃ・・もうイモートや会社の上司に15日に退院しますとメールしてしまってるし。予定は術後2週間の入院だというのに、こんなに早く出て行ってって言われて何も違和感ないんかーい!?

1階に降りて冷水器の水を紙コップにいれて中庭に行く。中庭といっても病棟に囲まれてほんとに狭いし室外機がたくさんこっちを向いているベンチに座って話始める・・・

「15日に退院というのはね、せん妄がひどいから、家に帰って環境を変えた方がいいってことなんだよ」

「オレせん妄なのかーなんか現実なのか夢なのかわかんなくなっちゃって」

「そーだよ、せん妄だよ、誰も殺そうとなんかしてないよ、皆さんあんなによくしてくれてるのに、それを殺されるとかデータよこせとかひどいよ・・・」(ここで涙をふくフリ)

「そ、そーだよなぁ、殺されるわけないもんなぁ・・先生にも看護士さんたちにももーしわけないことしてるなぁー」

「そーだよ!!申し訳なさ過ぎてもう・・うう」(声を詰まらせる)

説得して、もう殺されるとか言わないように頑張る、15日の退院はしないでリハビリをちゃんとしてしっかり動けるようになってから退院するということになった。

はぁーあとは先生に話して了解してもらわないと・・・

ももう今日は先生には会えないのでまた明日だわ。

マジで疲れる、

疲弊してゲストハウスに帰る道

  魂抜けて歩く日々・・・

 

今日もコワい

重い気持ちと身体を引きずるように病院へ向かう

警察の方々には看護士さんたちが話してくれて事なきを得たようで本当に申し訳なかった

でも本人は全部話したから動いてくれるとか名前をメモしたのを見せられた

転院すると言うのでこんな状態で動けないし受け入れてもらえる病院なんてない事、知らない場所で他の病院なんて探せないこと、などなどこんこんと話したらだいぶ理解したらしく、おとなしくなった

でも目はギョロギョロしていてベッドに起き上って座っている・・

昨日もほとんど寝てないのに眠くならないの!?

話していてだいぶ落ち着いたからちょっとお昼を食べに行ってくるよと言ったらわかったというので看護士さんに一言言ってから外へ

はああああああーやっと一息つく

しかし戻ったらすぐに看護士さんが「奥さんがいなくなってからすぐまた興奮されて・・」と話された

また殺されるとか騒いだらしい また!?もうやめて~~

病室に入ると(カーテン閉めて)と手振り

「そこに来てるよ(ICUのセンセイと看護師さんが自分を殺しに)」とニヤニヤしながら小声で言う

コワいよぉ~~~(;゚Д゚)

全然治ってなかった・・・・・・_| ̄|○

 

 

警察!!!????なんなん!!!??

『警察電話したよ』のラインを見たら周りのにぎやかな音、商店街を歩く人たち、全部が別の世界のことのように遠ざかってよろよろと座り込んでしまった

急いで病院に電話して「夫が警察を呼んでしまったみたいなんです」と4階の看護士さんに伝えたら「エッ??警察?」と驚かれて(そりゃそーだ)でもすぐに「わかりました。こちらで対応しますね、連絡ありがとうございます」と。平謝りに謝ったけど、とてもありがたかった、また病院に戻って同居人や警察と話す余力は全く残ってなかったから…

しばらくして『警察に全部話した。転院先探すことになるかも』と

動揺したけど努めて普通に今日はもう遅いので明日病院で聞きます、とだけ送ってスマホは遠ざけた

でも夜中じゅう何回も意味不明なラインが入っていた

それも朝の4時過ぎまで・・・

 

 

一般病棟へ、そこは地獄の始まりだった

朝、病院から電話があって、「ご主人、11時に一般病棟に移ります。」と。

少し話してたらなんだかざわざわして、同居人と電話を替わった。同居人は「今すぐ来て」というので「え?今すぐってムリだよ」と言ったけど、「なんでもいいからすぐ来て!」と尋常じゃない口調・・「わ、わかったー」ととりあえず電話を切ったけど、なんなん?

そして病院について4階のエレベーターを降りた私の目に飛び込んできたのは、点滴のガラガラをつけたまま、リュックをしょって病室から脱走しようとしている同居人、まさにその姿でした

私が「何やってるの!?」と止める中、看護士さんたちも驚いて、皆さんで止めに来てくれて、ベッドに戻し、カーテンを引いて話を聞くと

「データを消したり、注射を間違えて俺を殺そうとしてる」「ICUの看護婦がウロウロしてて俺をICUに連れ戻そうとしてる」「看護婦はみんなグルだ」等々ありえないことを真顔で、それも看護士がカーテンの向こうにいて聞いてるからとすごい小さい声でまくしたてたのです。

私は「そんなことないよ、誰もいないよ?」とか「ICUから出たのに戻るわけないでしょう」とかすっごく当たり前のことを言ったけど、本人には全く聞く耳なく。

一旦病室を出て、同居人には見えないようにナースステーションの奥で看護士さんに話を聞きました。

それは『ICUせん妄』といって、幻覚や幻聴があったりする、よくある症状とのことで、ICUを出ればだいたい治るのだけど、ご主人は症状が強く出てしまっていると。

看護士さんたちは、みんな慣れていますからと優しい。

でも私には衝撃過ぎて、気持ちがついて行けず、どう接すればいいのか頭がこんがらかっていた。話しても話しても、思い込みがはげしくて、こっちがおかしくなりそう。

暗くなってやっと病院を出られて、ほっとはしたけど、いつ電話がかかってクルか怖くてしかたなかった・・・

でも今日の宿に向かって、商店街をふらふらしていたときに同居人からラインが

『警察よんだよ。』

21:00過ぎだった。その文字を見た瞬間、その場に凍り付いてしまった・・・

夜の面会で「え??」なこと言ってる

やっと7時になって、さてICUへ。

同居人のところに行くと、なにやらヘンな空気?というか同居人が「看護師にデータを消された!」とか「新人の研修医に薬を間違えて大量に注射された!」と言うんですよ・・

「エッ?」(まさかそんなことないだろー?)と思いつつ「そんなことないでしょー」と軽く言ってみたものの、同居人は「聞いてみて。」と・・

そんなこと聞けませんよ、全面的にお世話になってるのに

「あぁーん!?おめえ、データ消したんか!?注射間違えたのかよ!?」なんて・・

一応「そんなことないんじゃん~」(マアマア)となだめて、子どもたちの話やあんまり関係ない話をしてささっと退出しました。

明日の午前中には一般病棟に移れるというお話を看護師さんから聞いて、あらーよかったわーと。移る時は私に電話くださるとのことでした。

でも、この電話が悪夢の幕開けになろうとは・・・・